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ベトナム南部旅行4

ベトナム南部旅行4

今回の短いベトナム滞在では、ブンタウを訪れた以外、観光という観光は

しませんでした。

 

海外の国へ行って、有名な観光地を訪れるのはも  ちろん楽しいですが、

もっと好きなのは路地裏散歩です。

 

 

路地裏を散歩していると、妙にわくわくするのです。

そこに住んでいる人たちからすれば、なにそれ・・・と怪訝な顔でもされてしま

いそうです。日本で路地裏をうろうろして、じろじろいろんなところを見回って

いたら、不審者扱いすらされてしまいそうです。

 

でも、ここでの路地裏散歩は、とにかく楽しいのです。

おそらく路地裏を歩くと、その国の人々の生活が垣間見えるからだと思います。

 

自転車と人がやっとすれ違えるぐらいの狭い道を歩いていくと、平日にも関わら

ず、少しひらけたところで、住民たちが家の軒先で椅子に座って談笑しています。

ステテコ姿のおじさんがコーヒーを飲みながら新聞を読んだりしています。

フォーをすすっているおばさんがいます。バインミー(サンドイッチ)を作って

いる屋台のおばあさんもいます。大きな荷物を肩に担いで狭い路地を器用に

抜けていくおじさんがいます。暇そうにただ椅子に座って外を眺めているだけの

おじいさんもいます。

 

路地裏に並んでいる家々は、けっこうオープンです。家族で食事中だったり、ベッ

ドに寝転がってテレビを見ている人がいたり、洗濯をしてのんびりとその洗濯物

を干している人がいたり。

 

大通りの喧噪から離れて一歩路地裏へと足を踏み込むと、そこに住んでいる人の

生活が見えるのです。時間の流れも、急にゆったりした流れに変わったような

感じを受けます。どこからともなくやってきた外国人の私に対して、冷たい目を

投げかけるわけでもなく、にこやかに挨拶をもしてくれます。

 

ベトナム滞在の最終日、昼間、この路地裏で子どもたちの誕生日パーティーが行

われていました。家の中でやっているのではなく、散歩していた路地裏の狭い道

での光景です。日本にはこういうのないなあ、と思いながら楽しそうな子どもた

ちのはしゃぐ姿を見ていました。

 

昼間の誕生日パーティーが終わったかと思ったら、夕方頃からいつのまにか主役

は変わり、仕事などから帰ってきた大人たちの宴会に変わっていました。

 

近くの家に寝泊まりしていた私の部屋には、深夜2時、3時頃になっても

賑やかに歌を歌ったり、乾杯の掛け声が何度も続いたりする声が延々と

響いていました。

 

不思議と嫌な気持ちにはなりません。

 

こういうのがまたベトナムだよなあ、などと参加してもいないのに一人で満足感

に浸り、そのままほとんど寝ることもなく、翌朝5時には空港へと向かったので

した。

 

また今度いくときも、そしてこれからもずっと、なくなってほしくない光景です。